食い尽くし系夫を改心させるには?
この記事では、食べ尽くし系夫への改善法と対処法について書いています。
食い尽くし系夫を持つ奥様の中には、
「どうせ注意しても治らないから」
「不機嫌になって空気が悪くなるのが嫌だから」
と、あきらめて放置する方も多いと聞きます。
でもそれで本当にいいのでしょうか?
食い尽くし系本人である旦那さんを含め、もしお子さんがいらっしゃるなら尚のこと、家族全員の食事バランスが悪くなったままで良いわけがありませんよね。
また、家庭の中でのみ発動することが多い食べ尽くし系行動ですが、もしかしたら外でもやっていて、周りの人にも大きな迷惑をかけている恐れもあります。
どうやったら食い尽くし系の悩みから解放されるか、一緒に改めて考えてみましょう。
食い尽くし系夫の特徴と行動パターン
食い尽くし系夫とは、とにかく食べることに対する欲求が人一倍強く、とくにそれが好物であると、他人のものを奪ってでも「自分が食べたいだけ食べ尽くす」という、異常な執着を持つ旦那さんのことを指します。
- 食べ物の配分を気にせず勝手に一人で平らげる
- 注意される
- 悪気や自覚がなかったと言い訳する
- 今後は気を付けるという
- 同じことを繰り返す!
この無限ループです。
何を差し置いてでも「自分が食べたいものを食べたいだけ食べること」を最優先させるその姿は、まるで妻や子どもなど他の家族のことは一切目に入っていないかのよう。
事実、なぜ一人で食べ尽くしてしまうのかを注意すると「気が付かなかった」と返す旦那さんが多いようなので、食い尽くしモードの時は、周囲はもはやかすんでしまって視界に入っていないのでしょう。
よく「食べ尽くし系は自覚がない」とも聞きますが、実は食べ尽くし系本人は分かっていてやっている場合もあります。
けれど夫・父親であるプライドから、痛いところを図星をつかれ、素直に認められないケースもあるのかもしれません。
もし夫自身が食い尽くし系から行動について(少なからずその場だけでも)反省をしていて、本当は改善したいと考えているのなら、サポートしてあげたいですよね。
すぐに試せる改善方法3つ
食い尽くし系を改心・改善させるのは、簡単なことではありません。
正直なところ、紹介する対策法や改善法を試してみても、おそらく一度や二度で治る可能性は低いですし、すでに試している人もいると思います。
けれど、もしまだやっていない方法が1つでもあったとしたら、今できることから始めてみてください!
1.食に関する「ルール」を決める
まずは食べ物に関するルールを決めることから始めます。
この時はまだ「オレは食い尽くし系じゃない」と認めていないかもしれませんが、それでも構いません。むしろその方が、強めのルール設定にもしやすいと思っています。
自覚があろうとなかろうと、何度も食い尽くされて妻自身が現に困っているのですから、今後もそういったことが起きないように「念のため」と言って、一緒にルールを決めるのです。
ここで大事なのは、この話し合いをするタイミングです。
話し合いは、食い尽くしを行っているその場(または直後)ではなく、食に関することが起きていない、お互いが冷静で穏やかなときに行ってください。
決めるルールは、例えば以下のようなものがあります。
- 食べ始めるのは、皆がそろって「いただきます」を言ってから
- もっと欲しいとき、足りないときは言葉で伝える
- 人の取り皿からは奪わない
- 「お弁当用」と書いてあるものは食べない
- 自分用の食べもの保管場所を設ける
(他の人の領域には手を着けない)
などなど。してほしくない行動から逆算して、考えてみてください。
あまり多く無し過ぎるようなら、メモ書きでも何でもいいので、ルールを冷蔵庫に貼っておくと○
2.「注意の仕方」を変えてみる
ぶっちゃけ、食い尽くし系の行動は、ルールを決めたところですぐに治るものではないと思っています。
何度も同じ問題行動を繰り返されると、ついつい口調がきつくなってしまうものなのですが、だからこそ、指摘する際は以下の2点に注意してください。
- 食い尽くし行動のみに指摘をし、人格否定をしない
- なぜ治してほしいのかは、家族みんなの健康面や居心地の良さに焦点をあてる
注意する際には、そのとき取った行動だけに焦点を当て、夫自身を否定しないことが重要です。
例えば「食べ始めるのは、みんな揃っていただきますを言ってから、と決めたでしょ」とか「子どもに取り分けたお皿から、おかずを奪わないと決めたでしょ」など。
小さい子どもに注意するようでバカらしいと思うでしょうが、これぐらい具体的に言わないと分からないということなんです。
ここで改善方法1で決めた「ルール」が生きてきます。
その場その場で思い付きで注意していたのでは、夫も必死に言い訳してくるからです。
例のように前もって決めていた(夫の了承も得ていたはず)ルール内の指摘であれば、逆ギレはしにくいはずです。
逆に、人格否定とは例えば「みっともない/気持ち悪い/育ちが悪い」などです。
どれも正論かもしれませんが、これらは相手を強く傷つける言葉なので、食い尽くし行動を止めさせたい理由が「良好な関係を築きたいから」なのであれば、使わないようにしましょう。
3.「健康状態」に危機感を持たせる
食べ尽くし系の人は基本的に大食いですから、過剰なカロリー摂取をしていることになります。
これは当たり前ですが、肥満やメタボ、生活習慣病へのリスクに繋がります。
見た目が痩せているから、といったことは実は関係なく、内臓脂肪レベルが高いなどの「隠れ肥満」の可能性だってあり得ます。
健康診断などを受けていて、今現在そういった問題が無い場合でも、今後もずっと食い尽くしによるドカ食いむちゃ食いを続けていれば、リスクは高まることを認識させましょう。
糖尿病にでもなってしまったら、この先一生、食事制限をしなければいけないことになります。
食べることが大好きな人で、自分の欲求が第一優先事項の人とって、こんなに辛い未来はないのではないでしょうか。
【まとめ】
もう食べ尽くし系の夫とはやっていけいない!離婚する!とまで愛想がつきているのなら改善もなにもありませんが、今後も一緒にやっていこうと思うのなら、ぜひ試してみてください。
食い尽くし系夫と上手に付き合うためには、ルールを決めること、注意の仕方を変えること、健康リスクに危機感を持たせること。この3つです。
検討を祈ります!
もう全部すでにやってるわ!という奥様でしたら、ごめんなさい。